当院では超音波装置、DRレントゲン装置、CT検査装置、内視鏡検査装置、Cアーム検査手術用レントゲン装置などを使用して診断し、手術や治療を行っています。

治療例紹介

症例1

犬の右大動脈弓遺残手術

生後2ヶ月の雑種犬が離乳食始めてから、凄く食べたがるのに食べるとすぐ吐いてしまうとの主訴で来院。
バリウム造影検査を実施。

犬の右大動脈弓遺残手術

血管輪異常を疑い造影CT検査を実施した。

犬の右大動脈弓遺残手術

MPR画像で左鎖骨下動脈起始異常をともなう右大動脈弓遺残で、左動脈管は開存していると診断した。
矢印が、左動脈管。

犬の右大動脈弓遺残手術

左側肋間アプローチにより開胸手術を実施。
これは左動脈管を分離して確保したところ。
この後結紮切離して、食道周囲の線維帯輪を切除してバルーンで食道拡張した。

犬の右大動脈弓遺残手術

矢印がバルーン拡張中の食道。
術後は嘔吐も無くなり順調に発育した。

症例2

両側性尿管閉塞の猫に対し、右腎膀胱尿管新吻合と左腎SUBシステム設置を同時に実施した症例。

両側性尿管閉塞の猫

症例3

犬の動脈管開存症手術

造影CT検査検査にて開存した動脈管の位置を確認し手術支援3D画像を作成

犬の動脈管開存症手術

動脈管を分離、確保したところ。

犬の動脈管開存症手術

これを結紮して、閉鎖。

犬の動脈管開存症手術

この後型どおりに閉胸。
術後は駆出性雑音も消失し、良好に経過。